11月に入ると高い山は雪があるので近場の伽葉山に行くことにした。前日登った吾妻耶山山頂からは越後山脈や尾瀬、日光の高山が冠雪しているのが見えた。伽葉山の登山口は弥勒寺の境内にある。境内に入ると落ち葉を掃いている夫人に朝はクマが出るので鈴を鳴らすように注意を受けた。早々ストックに鈴を付け登山口に入る。赤や黄色に色づいた広葉樹の森をしばらく登ると小さな社に着く。和尚台である。和尚台はチムニー状に屹立する胎内潜岩と呼ばれる大岩の下にある。この大岩には鎖がかけてあり途中まで登ることが出来る。山頂往復は3時間ほどで終わってしまいまだ時間があるので近くの尼ガ禿山にも登ることにした。玉原湖駐車場のベンチで一休みしてから歩き始めた。山頂まではブナの森が続き標高差も小さく快適に歩ける。頂上は眺望が良く赤城山や武尊山が美しい。眼下には玉原湖が横たわっている。帰りは玉原湖を周回するサイクリングロードを歩いて帰った。湖を渡ってくる風が冷たく感じられた。 |