新穂高温泉の深山荘前の無料駐車場に駐車した。200台ほど駐車できる広い駐車場だが7時には半分ほどはふさがっていた。笠新道の登山口まで1時間半林道を歩く。登山口は清水がわき出ておりここで最後の水の補給をした。杓子平までは急登が続くのでゆっくりと何度も休みながら登る。朝からずっとガスがかかっていたが時々ガスが晴れて穂高連峰を見ることが出来て元気がでてくる。杓子平は初夏であればお花畑が見事らしいが時期が遅いようだ。ここでコンビニ弁当で昼食にした。笠新道分岐からは快適な尾根歩きが出来、笠ヶ岳山荘には予定より少し早く着くことが出来た。夕日に照らされた槍や穂高連峰がせまり素晴らしい景色で登りの辛さなど忘れさせてくれる。山荘は最近建て直されたようでとても清潔で過ごしやすくなっていた。翌朝はもやの中を笠ヶ岳に登った。わずか15分で山頂に立てる。山頂からは朝日に照らされた槍から穂高連峰が見え、北には黒部五郎岳を始め北アルプスの名峰が連なっている。素晴らしい景色をいつまでも見ていたいがそうもしていられない。下りはクリヤ谷を通るルートをとった。山荘でクリヤ谷コースは長く標高差が大きく整備も良くないと言われたが帰りも同じ笠新道ではつまらないのでクリヤ谷コースを下ることにした。岩場が濡れて滑りやすくなっていたので慎重に歩いたが滑って尻餅を着くことも何度かあった。標高差1900mを下ると大腿四頭筋の疲労が激しく最後の1時間は踏ん張りがきかなくなってきた。それでも何とか穴滝に着きここで汗と小雨で濡れた服や靴下を換えさっぱりとしてから昼食にした。穴滝からバス停までは傾斜も緩み1時間ほどで着く。バスは1時間に一本出ており深山荘前まで乗った。新穂高温泉バスターミナル前の無料温泉に入ってから帰宅した。 |