昨日降っていた雪は今朝方には止み青空の良い天気になった。気温も上がり春の陽気だ。かぐら第五ロマンスリフト降り場にはこれから入山する人たちがスキーにシールを貼ったりスノーシューを履いたりしている。私もここでシールを貼り登り始めた。30cmほどの新雪だが先行者が踏み固めてくれたトレースを踏んで快調に登れる。途中ツボ足のスキーヤーがツボ足を諦めスキーにシールを貼っている。まだツボ足では無理のようだ。暖かい陽気で汗をかき始めたのでアウターを一枚脱いでタオルで汗を拭いながら登る。少しづつ進路を北に変え1984mのピークをめざす。およそ50分の登りでピークに着く。ピークにはガイドツアーの若者や私と同年輩の人たち10数人がこれからの滑降に備え準備している。準備中にも次々にスキーヤーやボーダーが到着する。私も準備を整え滑り出すが重く深い雪に思うようにはターンできない。ガイドの若者は幅広のスキー板に乗り苦もなく滑り降りていく。その姿は見ていて美しい。私もいつの日かあのように滑ることが出来るようになるのだろうか。一旦大斜面を南東に下ってから沢床に沿って下る。晴れていれば遠く第五リフトが見えるので道に迷うことはない。深雪に苦労したが楽しい山スキーであった。 |