今日は予定では巻機山に登り山上の避難小屋に一泊するはずだったが東北、北陸の山は大荒れとの天気予報なので登山は中止にすることにした。数日前に大雪山で大量遭難事故があったばかりなので自重する。関東地方の天気は良さそうなのでまだ行ったことのない日光の西ノ湖周辺を歩いてみようと思った。戦場ヶ原脇の三本木駐車場から歩きはじめた。赤沼の自然情報センターで簡単な地図や情報を仕入れた。小田代原はシカの食害を防ぐ為に金網で囲まれている。中に入るには回転ドアのような入り口から入る。ここまで来ると観光客の数も減ってくる。国道から1時間ほどで来ることが出来るのだが現代人は歩くのが苦手のようだ。小田代原から低公害バス専用の車道を歩いて西ノ湖に向かう。一般車は入って来れないので安全に歩く事ができる。途中シカの親子に会うが近くまで行っても草を食べている。白樺の林の中をしばらく歩くと西ノ湖に出る。水が少ないのか湖面は小さい。ここで昼食にしてから中禅寺湖の千手が浜に向かう。千手ヶ原と呼ばれる一帯はミズナラやハルニレが生い茂る美しい森だ。森の中には山の神が祀ってあったり炭焼きのかまど跡があったりと人の暮らしの跡がある。千手ヶ浜からは中禅寺湖岸を菖蒲ヶ浜まで歩く。湖畔のハイキング道は良く整備されており美しい景色を見ながらの歩きは楽しい。菖蒲ヶ浜に着く頃に雨が降り出したので最寄りのバス停からバスに乗り三本木駐車場に戻った。 |