2009.8.30(日) 鳥海山新山 2236m  七高山 2229.2m) 日本100名山 秋田、山形県境

前夜は酒田駅近くのビジネスホテルに泊まった。夕食は駅の観光案内で教えて貰った居酒屋に行った。近海で採れた海の幸を肴に飲む地酒は格別に美味い。遠くの町に山登りに来るとその土地の食べ物と地酒が楽しみだ。

翌早朝ホテルの窓から空を見上げると朝焼けだった。午前中は天気が持ちそうだが午後からは下り坂になるのだろう。コンビニで朝食と昼食の食料を買い山に向かった。

登山口の駐車場は数十台が停まれるであろう程広かったがあと数台駐車できる空きがあるだけだった。大勢の登山者が山頂を目指して歩いている。前夜山頂の小屋に泊まった人たちも列を作って下山してくる。人気のある山なのだと実感する。滝の小屋前では大勢の登山者が支度をしている。八丁坂の急登を登り切ると河原宿小屋の前に出る。ここからしばらく緩斜面を登り雪渓にでる。雪渓では一人のテレマーカーが滑っているのが見える。波打った雪面の状態は悪く苦労しながら滑っているのだがいかにも楽しそうだ。

鳥海山には一等三角点のある七高山と最高峰の新山があり我々は七高山に登ってから新山に向かった。山頂付近はガスがかかり眺望はなかった。新山の下の神社で用意してきた昼食を食べてから新山に登り始めた。大岩の連続する岩山で注意しながら登った。新山山頂で記念撮影をしてから鳥海湖方面に向かった。なだらかな斜面がつづき多くの高山植物が咲いており歩いていて楽しい。鳥海山随一の景色と言われる鳥海湖はすり鉢状で青い水をたたえていた。千畳ケ原を越え幸次郎沢の下に着くころには疲労がたまり高度差100mほどの沢だが厳しい登りだった。先行する福島から来た4人組に励まされながらやっとの思いで登り切った。滝の口小屋に着いた頃は日没時刻に近くなっていた。小屋番の青年が我々が最後の下山者であることを確認してくれた。。今朝小屋前で話をした時に距離が長いのではないかと心配してくれた青年だ。きっと心配して待ってくれていたのだろう。駐車場には暗くなる前に着いた。

歩行距離17.7Km 所要時間11時間52分(休憩時間を含む) 標高差1030m  累積標高 +1826m −1826m
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5:29 朝焼けの空にそびえる鳥海山 6:30 滝の口小屋下の駐車場 6:40 オオカメノキ
6:50 シラネニンジン 6:57 滝の口小屋 7:04 シロバナトウチソウ
7:05 マルバシモツケ 7:06 イワイチョウ 7:14 アザミ
7:15 タテヤマリンドウ 7:24 八丁坂より滝の小屋を見おろす 7:25 八丁坂
7:43 ヤマハハコ 7:59 雪渓が見えてきた 8:00 河原宿小屋
8:01 ハクサンフウロ 8:15 雪渓 8:22 タテヤマリンドウ
8:43 ウメバチソウ 9:01 ウサギギク 9:07 ヨツバシオガマ
9:08 9:11 ミヤマキンポウゲ 9:13 アオノツガザクラ
9:14 チングルマ 9:19 雪渓をロープを掴みながら渡る 9:23 もう少しで外輪山上に出る
9:24 ハクサンフウロ 9:28 福島から来た4人組 9:32 ミヤマホツツジ
9:34 チョウカイアザミ 絶滅危惧種 9:35 ミヤマダイモンジソウ 10:01 ナナカマド
10:04 イワギキョウ 10:48 七高山頂上 一等三角点がある 11:22 イワブクロ
11:24 大物忌神社はガスの中にたっていた 12:29 イワブクロ 12:11 新山頂上
12:33 大物忌神社 12:34 チョウカイフスマ 絶滅危惧種 12:44 千蛇谷への斜面は多くの花が咲いていた
12:53 ホソバイワベンケイ 13:45 ハクサンシャジン 14:22 御田ケ原分岐付近
14:31 リンドウ 14:53 イワショウブ 16:19 幸次郎沢の登りは厳しかった
17:23 八丁坂を下山する 15:03 鳥海湖
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