志賀草津道路を登り始めた時は霧がかかっていて天気は良くなかった。高度1800mをこえるといきなり青空が広がった。雲を突き抜けたのだ。下を見ると雲海がどこまでも広がっている。白根レストハウスの駐車場から逢ノ峰に向かって歩き始める。逢ノ峰への斜面は紅葉が始まっており赤や黄色の模様が広がっている。草津白根山の最高峰は本白根山だが山頂へは立ち入りが禁止されていた。本白根山展望台からは近くは赤城山、榛名山遠くは妙高や北アルプスまで見える。360度の展望を楽しんでから出発点のレストハウスに向かう。3時間ほどで周回した。一休み後に芳ガ平に向かう。しばらく歩くと遠く下の方に芳ガ平ヒュッテの赤い屋根が見えてくる。道の脇には天然記念物のクロマメノキが実を付けている。別名シラネブドウやアサマブドウとも呼ばれ地元の人たちは採取してそのまま食べたりジャムにしたりする。とても美味しいそうだが現在は採取禁止になっている。芳ガ平ヒュッテ脇のベンチで昼食を摂ってから渋峠に向かう。300mあまりを登り切ると渋峠のレストハウスの前に出る。ここでバスに乗り出発点の駐車場に戻った。まだ時刻も早いので湯釜まで30分ほどかけて往復した。途中東京の友人夫妻に偶然遭遇した。山で友人知人に会うことがよくある。 |