赤城山とは中央カルデラ湖の大沼を取り囲んでいる外輪山群の総称だ。外輪山最高峰の黒檜山と駒ヶ岳に登った。大沼湖畔の大駐車場は大型連休にもかかわらず数台が駐車しているだけだった。駐車場から県道を少し歩いて駒ヶ岳登山口より登り始めた。急で長い鉄階段や木製の階段が続く急登一時間ほどで尾根に出る。尾根は傾斜が緩く快適だ。駒ヶ岳山頂で小休止後に黒檜山に向かう。黒檜山までの尾根を歩き出すとかかっていた霧が少しづつ消えていき眺望が良くなってきた。黒檜山山頂より少し手前にある黒檜神社でお詣りをする。黒檜山山頂を少し過ぎた所は眺望が良く皇海山、日光白根、谷川岳等が雲の合間に見え隠れする。大沼の向こうには赤城外輪山の一つ地蔵岳が見える。頂上にはアンテナが林立している。地蔵岳にはかつてロープウェイが架けられ日本を代表するスキー場があった。スキーアルペン競技での日本人唯一のオリンピック銀メダリスト猪谷千春が少年時代を過ごした所でもある。今はロープ塔だけのファミリースキー場があるだけだ。黒檜山からは岩の連続する厳しい登山道を下る。ガイドブックには初心者向けのコースと紹介されているので小さな子供を連れた家族や老人が登ってくるがとても山頂に立つのは無理だろうと思われた。下山後は大沼湖畔の赤城神社に参拝してから駐車場まで戻った。 |