至仏山は春スキー登山で2度登ったが夏に登った事がなかった。友人と5人で早朝に尾瀬戸倉に向かった。第1駐車場から乗り合いタクシーで鳩待峠に向かう。3連休の中日で天気も良く鳩待峠は大勢の登山客で賑わっている。山の鼻までは緩やかな下りが続く。早朝の冷たい空気はすがすがしく気持ちよい。山の鼻で小休止後に湿原の木道を通って至仏山登山口に向かう。湿原は色づき始め草紅葉が始まっている。青空の中に至仏山が浮かんでいる。大阪からの40数人の団体登山客も我々と前後して歩いており賑やかだ。団体登山のガイドにオゼミズギクを教えて貰う、始めて見る花でウサギギクに似ている。間もなく登山道に入る。蛇紋岩の登山道は濡れていて滑りやすい。小休止を繰り返しながら山頂を目指す。上りの傾斜はそれ程きつくなく熟年登山隊に優しい。途中からは木製の階段が整備され更に登りやすくなっている。山頂には大勢の登山客が居て座る場所がない。山頂から少し下ったところで昼食にした。尾瀬ヶ原と燧ヶ岳をみながらの昼食は格別においしい。昼食後に滑りやすい蛇紋岩の登山道を慎重に下りはじめる。遠くに鳩待峠の山小屋が見え始めるがなかなか着かない。眺望の無い樹林帯を暫く下ると鳩待峠に着く。 |