林道入り口の道路脇に駐車した。滑走面にウロコが刻まれている歩くスキーを履いて歩き出す。林道には数日間降り続いた雪が深く積もっている。今日は昼近くになって雪は止み日がさしてきた。スノーハイキングには良い日和だ。緩い登り坂はシールを貼らなくても快調に登れる。30分ほど林道を歩いて大峰山登山口に着いた。ここから森の中の登りになる。ウサギの足跡が続いている。カケスが急に飛び立っていく。途中からスノーシューの踏み跡と合流する。スノーシューの踏み跡の上を歩くとウロコが効かずスリップするので横によけて新雪の中を登る。登りが続き汗が出始めた頃大峰沼に到着した。夏には何度か来た事があるが雪の季節は初めてだ。雪に覆われた湖面はとても綺麗だ。ここにはキャンプ場があり屋根のある休憩所やトイレがある。休憩所のテーブルと椅子に薄く積もっている雪を払いのけてから湯を沸かし暫く休憩だ。スノーシュー3人のグループが挨拶をして歩いていく。雪景色を堪能してから来た道を引き返す。登山道の下りは狭くスキーの操作が難しい。股の間に挟んだストックをブレーキにして速度調整をしながら下る。速度は遅いが下りの滑りは楽しいものだ。 |