石老山には巨岩、奇岩が数多くあり夫々に伝説があり説明の立て札を読みながらの登山は楽しい。相模湖病院の駐車場の端が登山者用に解放されている。登山口の立派な石碑の横から歩き始める。平安時代からの古刹である顕鏡寺の参道を登り始める。参道にはいわれのある巨岩が続いていて面白い。静かな杉木立の中を参道が続く。アオゲラのけたたましい鳴き声に驚かされる。石段を登り切ると顕鏡寺の境内に入る。境内には大きな岩窟があり仏像が祀ってある。暗い岩窟に入り仏像に手を合わせる。弁慶の力試岩には弁慶の拳が岩を穿った跡が残っている。本当ならば人間業ではないのだが思わず笑ってしまう。寺から一時間ほどで石老山の山頂に着く。途中3人の熟年女性のグループを追い抜くがとても賑やかだ。山頂からは西側の眺望が良く丹沢の山並みと富士山が美しい。山頂で休んでいると一人の青年が登ってきた。とても人懐こい好青年だ。夢に向かって勉強中だそうだがきっと実現することだろう。休憩後に大明神展望台に向かう。大明神展望台はこのコース随一の眺望が広がっている。丹沢の山並みから富士山、大菩薩や奥多摩の山並みが一望できる。暫く景色を楽しんだ後にキャンプ場に向かって下山する。下山したところで相模原市の委託を受けた調査員が入山者、下山者の調査をしていた。私が今日初めての通行人だそうでカウンターの数字は1であった。キャンプ場から住宅街や畑、林道をしばらく歩いて出発地の駐車場に着いた。 |