昨夜からの雨は止み青空が広がっている。これから登る石尊山と高田山の上には半円形の虹が架かっていてとても綺麗だ。登山者用に解放されている駒岩公民館に駐車して歩き出す。石材店に備えられている登山者用のノートに記帳する。登山口にはヒル撃退用の忌避剤が用意してあるがこの時期ならば大丈夫だろうと使わなかった。杉林を過ぎ小さな鳥居をくぐり紅葉した雑木林をを登る。つづら折りの急登が続き昨夜の雨で濡れた登山道は滑りやすい。何度か大きく滑ったので4本爪の簡易アイゼンを履く。滑りは止まったが落ち葉がアイゼンの歯に刺さり団子になる。時々アイゼンに刺さった落ち葉の団子を掃除しながら登る。獅子井戸で小休止する。水は枯れていていた。急登が終わり穏やかな尾根に出ると間もなく石尊山の山頂に出る。山頂からの展望は素晴らしく赤城山、子持山、小野子山、十二ヶ岳、嵩山、榛名山、妙義山、浅間隠山の山並みが広がっている。浅間山は雲の中で広い裾野が見えるだけだった。小休止後に高田山に向かう。小さなピークを数回超えると高田山に着く。痩せ尾根の急登降は歩き応えがある。高田山で小休止後に石尊山に引き返して昼食にする。埼玉から来た熟年夫婦に会いカメラのシャッターを交代で押す。いつまでも元気で夫婦登山を続けたいものだ。昼食後に紅葉の雑木林を下る。下山後に四万温泉の共同浴場に向かう。 |