赤城道路は数日前に降った雪が溶けきっておらず日陰の路面は凍結している。冬タイヤに換装した車のスイッチを4WDに切り替え慎重に運転する。登山口にある新坂平駐車場は風が強く寒い。風の通り道なのだろう。自動車の風下側で風を避けながら支度をする。登山道に入ると樹林帯で風が遮られ暖かく小春日和だ。暫く歩くと暑く汗が出始めたのでアウターを脱ぐ。鍬柄山(くわがらやま)山頂からは遮るもののない360度の景色が広がっている。浅間山の噴煙が見える。遠く雪を被った富士山が見える。八ヶ岳やアルプスの山々も目の前に広がっている。鍬柄山から大きく下り鈴ヶ岳に向かう。雪の付いた痩せ尾根を慎重に下り再び鈴ヶ岳への急登を登る。鈴ヶ岳山頂には大きな石碑が立っている。山頂からは藪に阻まれて眺望は良くない。小休止後に下山を始めると下から登ってくる2人とすれ違い挨拶をする。前を歩く女性のリュックから伸びる紐を頼りに後ろの男性が歩いている。視覚障害があるようだ。雪の痩せ尾根を良く通ってきたものだと関心する。夫婦なのかボランティアなのかは解らないが歩調は息が合っている。。鍬柄山に戻り山頂で景色を楽しみながら昼食にする。昼食後に穏やかな尾根の道を駐車場に向かう。 |