岩殿山公園に駐車し大月駅から富士急行で禾生(かせい)駅に向かう。禾生駅は駅長が一人の小さな駅だ。親切な女性の駅長さんに山の地図を頂いた。禾生駅から国道139号線を大月方面に歩き始める。10分ほど歩くと右手にレンガの古い水道橋が見えてくる。100年以上前に作られた水道橋は有形文化財に登録されている。水道橋の少し先を道標に従って国道を右折し登山口に向かう。登山口は愛宕神社の横から始まる。雑木林の中を通る登山道は暖かく気持ちが良い。急登だが長くは続かずに山頂へ続く尾根に出る。小さな広場で一人の男性が倒木に腰掛けて富士山を鑑賞している。我々も暫く富士山を鑑賞してから山頂に向かう。山頂の南側はヒノキ林に遮られて富士山を見ることができない。北側は開けており大菩薩嶺方面の展望が素晴らしい。山頂は日陰で雪が残り寒いので馬立山に向かう。痩せ尾根を慎重に下り暖かい陽だまりで昼食にする。富士山が見えないのが残念だ。昼食後に歩きし砂の浮いた斜面のトラバースが続き慎重に行く。礼金峠まで350m程を下り馬立山へ登り返す。小さなアップダウンを繰り返し御前山に着く。御前山山頂の岩の上に立つと素晴らしい展望が広がる。下山を始めると日が傾いてきたためか気温が下がってきた。JR猿橋駅には日没前には着くことができ電車で大月駅に向かった。 |