2012.10.7(日) 仙丈ヶ岳 3033m 日本100名山 長野、山梨県境
                              せんじょうがたけ

芦安温泉のバス発着所から朝5時10分発の乗り合いタクシーで広河原に向かう。広河原で北沢峠行きのバスに乗りかえる。広河原のバス発着所は紅葉の時期なので大勢の登山者で溢れている。

北沢峠でバスを降りて大平山荘に向かう。大平山荘に向かう登山者は我々だけで峠から少し離れると静かになる。山荘で今夜の宿泊手続きをし、前夜の宿で作って貰ったお握りで朝食にする。着替え等の荷物は山荘に置いてから歩き始める。

藪沢から登るコースは山荘の横から始まる。霧が濃く寒い。沢の登山道はブナやナナカマドの紅葉に覆われてとても綺麗だ。山の斜面から滝が流れ落ちている。登山道は歩きやすく快適だ。

馬ノ背ヒュッテで小休止する。ヒュッテから尾根を仙丈小屋に向かうが霧が深く眺望はない。やがて霧の中から仙丈小屋が見えてくる。小屋前の広場は大勢の登山者が休憩したり食事をしたりしている。

仙丈小屋から一登りで仙丈ヶ岳山頂に着く。山頂は霧で何も見えないので霧が晴れるのを暫く待つ事にする。寒いので合羽の下にダウンを着込む。岩に腰掛けて昼食を摂る。狭い山頂には霧が晴れるのを待つ登山者が沢山いる。待った甲斐があり僅か数分間ではあるが青空が出て遠く中央アルプス方面を見渡す事が出来た。

昼食後に小仙丈ヶ岳に向かって下山を始める。相変わらず霧が出ているが時々青空がでる。明日登る予定の甲斐駒ヶ岳や北岳も見え隠れする。

ホシガラスがしきりに何かをつついている。近づいても逃げようとしない。人間が危害を与えないと信じ切っている様子だ。

小仙丈ヶ岳を越え下山を続ける。藪沢のカールは紅葉に包まれて赤や黄色と常緑樹の緑と混じり合いとても美しい。

遠くから人の話し声や車の音が聞こえてくると北沢峠だ。峠から更に20分ほどかかって今夜の宿の大平山荘に着く。煙突からの煙が何か懐かしい。

昨夜の宿     芦安温泉 白雲荘
今夜の山小屋  大平山荘

距離 11.9Km    所要時間 7時間52分  (休憩時間を含む) 標高差 ±1100m
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6:16 広河原のバス発着所 6:56 北沢峠は登山者が大勢いる 7:37 大平山荘で宿泊手続きをする
7:44 山荘横の登山口から歩き始める 8:05 8:39
8:54 紅葉が綺麗だ 9:04 ヤマハハコ 9:07 藪沢に沿って登る
9:08 シャジン 9:08 トリカブト 9:09 グンナイフウロ
9:09 アキノキリンソウ 9:18 滝 9:20 ヤナギラン
9:25 タカネナデシコ 9:32 サラシナショウマ  9:33 ウサギギク
9:34 コゴメクサ 9:34 ミヤママンネングサ 9:42 ナナカマド
9:57 馬ノ背ヒュッテ 11:00 仙丈小屋 11:36 仙丈ヶ岳山頂
12:17 仙丈ヶ岳山頂 12:17 仙丈ヶ岳山頂 12:20 仙丈ヶ岳山頂
12:22 仙丈ヶ岳山頂から中央アルプス方面を見る、雲が棚引いており眺望は悪い
12:24 山頂は登山者で賑わっている 12:43 ホシガラス、近づいても逃げない 12:57
12:57小仙丈ヶ岳の向こうに甲斐駒ヶ岳が見える 12:59 明日登る予定の甲斐駒ヶ岳 13:26 小仙丈ヶ岳
14:00 カールは紅葉で埋め尽くされている 15:17 北沢峠に戻ってきた 15:36 今夜泊まる大平山荘
大平山荘の夕食、カレーはおかわり自由
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