景徳院入り口の駐車場に車載してきたバイクを降ろしてから湯ノ沢峠にむかう。湯ノ沢峠に通じる林道の焼山沢真木線は冬季閉鎖が解除されたばかりで林道の修復工事が行われていた。林道終点手前の2Km程は未舗装の砂利道で慎重に運転する。
湯ノ沢峠駐車場には林道工事用のトラックが一台と乗用車が一台駐車しているだけだった。乗用車の男性がコーヒーを沸かして飲んでいる。大自然の中で飲むコーヒーは格別に美味い事だろう。駐車場の近くには小さな避難小屋が建っている。建物は古いが中は清掃が行き届き清潔だ。
峠から大蔵高丸へ向かう草原は花畑が広がっているが花の時期には少し早いようだ。スミレやリンドウ、タンポポ、ヘビイチゴがわずかに咲いているだけだった。
大蔵高丸は富岳12景の山頂だが富士山は雲が薄くかかり全貌は見えなかった。しばらくは高低差のない草原やカラマツの林の中を快調に歩く。大谷ガ丸へのやや急登を登り切り大きな岩に腰掛けて昼食にする。
大谷ガ丸からは1000m近く標高を下げる下りが続く。大鹿峠から少し登り返してから景徳院に向かう。良く整備された登山道は歩きやすい。景徳院には武田氏最後の武将、武田勝頼が祀られている。本堂で手を合わせてから駐車場に向かう。停めておいたバイクで湯ノ沢峠の車を回収に向かう。 |