三国峠の群馬県側は霧雨が降っている。車で峠を超えて新潟県側に行ってみると雨は降っていない。降り始めても傘をさして歩けそうな三国街道の二居峠を歩くことにした。
二居集落の庚申塚横から歩き始める。間もなく三国街道の二居峠口に着く。三国街道は明治の初めまで江戸と越後を結ぶ街道として栄えた。今は往時の面影はなく草生した登山道のような道が峠に向かって伸びている。
歩き始めて40分ほどで峠に着く。峠には東屋が建っている。峠の少し先に東谷山から日白山方向に向かって道が伸びていたのでそちらに行ってみる。尾根伝いに広く整備された道が続いている。このまま山頂まで行けるのかと思ったが途中の大きな鉄塔の下で道は終わっている。電力会社のメンテナンス用の道のようだ。鉄塔から引き返す。残雪期にスキーで再挑戦してみよう。
貝掛温泉バス停の道標に従って峠を下る。道の脇にはタラの芽やワラビが生えている。やや時期が遅く多くはほうけているが食べられるものも少しだが残っている。時間の経つのも忘れて摘みとりビニール袋が一杯になる。
国道17号線の下をくぐりぬけて貝掛温泉に向かう。貝掛橋を渡り貝掛温泉に着く。鄙びた温泉宿を想像していたが想像とは違い立派な旅館が建っている。旅館前のベンチで昼食にする。
昼食後に貝掛温泉バス停からバスに乗り二居集落の車に向かう。 |