神奈川県の大山は江戸時代から庶民の信仰の山として登られている。登山道は良く整備されておりハイキングコースとしても親しまれている。蓑毛バス停の先数十mにある大日堂の空き地に駐車し歩き始めた。しばらくは舗装された道を歩き名水100選の看板が立つ沢を渡ると登山道になる。登山道の傾斜は緩く楽に歩ける。歩き始めて1時間ほどでヤビツ峠に着く。バスはヤビツ峠まで来ており駐車場は大勢の登山客で賑わっていた。小休止後山頂に向かって歩き出すが一部氷ったところもあり天候によってはアイゼンが必要かもしれない。霜柱をザクザクと踏みながら歩くのは童心に戻り楽しい。大山山頂には阿夫利神社の奥の院が建っておりここからの眺望は素晴らしく伊豆半島、伊豆大島、江ノ島、横浜、東京が一望できる。ここで景色を楽しみながら昼食にした。昼食後にケーブルカーの駅がある下社に向かって下山を始める。老夫婦の夫が妻の手を取りながらこちらに向かってゆっくりと登って来た。挨拶を交わしながらあの歳まで我々も元気に登山を続けたいものだと思う。大きな石のころがる登山道を1時間汗をかきながら下ると下社に着く。ケーブルカーの駅があるので老若男女の観光客で賑わっている。我々の行く方向にはケーブルカーは行っていないので更に1時間ほど歩いて車の所にもどった。一日中良い天気で眺望も効き素晴らしい登山日和であった |