2014.7.26(土)−30(水)南アルプス南部縦走第2日 聖岳3013m日本100名山 静岡、長野県境 |
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森林限界を抜け小聖岳の斜面を登り始める。風が強い。斜面の横から富士山の美しい姿が見えてくる。小聖岳の山頂から聖岳に向かう。風はますます強くなってくる。友人の妻は強風に煽られて裏返しに転倒したが幸いにも大事には至らなかった。痩せ尾根で霧に我が身が映るブロッケン現象を見ることが出来た。 聖岳の頂上で風を避けてハイマツの陰で休憩する。山頂は360度の眺望が広がっている。小休止後に尾根伝いに兎岳に向かう。尾根は更に風が強くなってくる。兎岳との鞍部まで下ると風は少し弱くなってきたようだ。 兎岳を登り返すと山頂近くの窪地に古いコンクリート製の避難小屋が見える。避難小屋に行ってみると熟年の男性が休んでいる。天気が悪いので今日はここで停滞するつもりだと言う。日程に余裕があるようだ。風を避けて避難小屋の中で昼食にする。昼食後に兎岳の最後の急登を登り切る。 兎岳を超え小兎岳に向かう。天気は益々悪くなり霧で視界は悪くなってくる。小兎岳を超えると雨がポツポツと落ちてきたと思う間もなく大粒の雨粒が落ちてきた。合羽を着る間もなく上半身はずぶ濡れだ。風も強くとても寒い。もっと天候が悪くなれば低体温になるかもしれない。 霧の中から百間洞山の家への下降点を示す道標が見えた時は正直ほっとした。下降点を右に下ると山の斜面に遮られて風は弱くなってきた。1時間ほど樹林帯を下ると霧の中から今夜の宿の百間洞山の家が見えてきた。 今夜の宿 百間洞山の家 南アルプス南部縦走第1日へ 南アルプス南部縦走第3日へ 南アルプス南部縦走第4日へ 南アルプス縦走第5日へ |
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南アルプス南部縦走全体図 | |
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![]() 日程4泊5日 全歩行距離51Km 累積標高+6280m −6110m |
南アルプス南部縦走 第2日 聖平小屋〜聖岳〜兎岳〜小兎岳〜中盛丸山〜百間洞山の家 距離 13.3Km 所要時間 9時間53分 (休憩時間を含む) 標高差 +750m −540m |
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