尾瀬第1駐車場に駐車した。平日早朝の為か数台が駐車しているだけだった。乗り合いタクシーで鳩待峠に向かう。タクシーにはハイカーが一人と大阪から来た山スキーヤーが一人と私の3人だけだった。山スキーヤーは55歳で退職してから65歳の今まで山と山スキー三昧でこの先10年は楽しみたいと言っていた。うらやましい生活だ。鳩待峠から至仏山に向かってシールで登行を始める。大阪の山スキーヤーとしばらく話しながら歩いたが私が遅いので先に行ってもらった。元気な熟年でとても若々しく見える。至仏山の方を見るがガスがかかって見えない。樹林帯を抜けると風が強くなったのでウェアのフードを出して被る。小至仏山の下のトラバースは堅く氷っており風強く視界も悪いので慎重に渡る。至仏山の下で急登になってきた、細いシールを間違えて持ってきてしまいシールが効かずスリップする。風も強く視界も悪いので頂上までは標高にしてあと70m程だがここから引き返すことにした。また来年来ることにしよう。シールをはがして滑り始める。登山道に沿って下るが意外にも楽しく滑ることができる。オヤマ沢田代の方向を示す旗をスラロームの旗門に見立てて滑る。登山者がこちらを見て笑っている。下りは楽しく時間がたつのが早い。すぐに鳩待峠に着き一休みしてからバスで駐車場に向かった。
2006.05.04至仏山、 2009.05.03至仏山、 2010.09.16至仏山、 2014.4.27至仏山 |